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うまくいかなければ一歩下がればいい。
下がった一歩も前進の歩み。
超えられない壁などないのだから。さてはじめるか。
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超硬カンナで面修正し大物に備える。 -
もの作る想う時、土との距離感は
離れている時と密な作業時、そう変わりはない。
日常にどれだけ入り込んでいるのか
という話でもあるのかもしれない。
一つ一つ想いに寄り添うその距離感で
作品と自分に深く深くアプローチできる。
轆轤作業では違う。
一つ一つに想い馳せるという事だけではなく
ライブ感をもという調味加わる一つとなる。
100あったら100のストーリー。そんな一つでありたい。
ものを作る想う時は感ずるすべてが美しい。
添付のムービーは作業時の轆轤。
数と速度のタガ外した結果今のスタイルとリズムとなった。
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トースカンという道具にて高さマーキング。
・・・今回は歪み防ぐに少々固めで削り入れる。
底面とこのマークを結ぶように面を削る
上から見た図
この面取りした輪郭線を頼りに削り下げる。
高台外径マーキング。
首だしと腰部荒削り。
指の腹でカーブをなぞりながら、
不自然な凹凸を探る。
仕上げはカンナを下から上へと動かし削り
轆轤目と一体させ、全体の「目」「影」を整える。
高台内に溝を切るように一気に削り下げる。
・・・その度事当たるカンナミスタッチによる欠け防止にもなる。
こんな感じ。
削り込み。
後ろ姿が見えてきた。
指先で叩き、振動、音で厚のチェック。
完成。
室入れ、またはビニール掛け一晩置く。
・・・水分を全体にまわす事出来、
乾燥切れ、ゆがみに備える事が出来る。
◎ポイントは指先と「勘」に頼ってみる。という事。
表面を気にするあまり、横から眺め見る事や、
鏡使い視点を遠くに置く事など、良いかもしれない。
しかし、もっと根本をただせば
「勘」が育つという事を忘れてはならない。
そして、上達のキーがこの「勘」が育つ事であるという事。
しっかりとした作り、腰の張りあれば迷いは消えるはずだ。
外の姿は幻であるという事。
内の張りに寄り添うということが「削る」ということである。
内と外の世界観を大切に。
・・・良きうつわ、うつくしきうつわが生まれ出ますように。
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