陶芸家町村勝己のブログ

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育ちゆくものが土と思っています。
触感深く成ると土肌大切に制作しています。

コーヒーのお気に入り展 コーヒーのうつわといつものうつわ
2019.11.29(金)-12.10(火)10:00から18:00(最終日17時まで)※水木休廊 一草庵 愛知県岡崎市洞町東前田10-3

冬の華・祝いの器展
2019.11.23(土) -27(水)ギャラリー 「間」 成田 千葉県成田市囲護台1154
2019.11.30(土)-12.15(日)ギャラリー 「間」栗源 香取市沢1055-1


  • 謹賀新年

  • 暮れには磨いています。

  • 石膏型。大きめのボウズ型だ。
    大きめを2型作れた。
    使う型はだいたいこのタイプ。
    伏せ型とも言い使いかってがよい。
    石膏の影を見ていると・・・。


  • 出汁をとりお迎えするのは・・・。
    新しいうつわを使いお披露目。
    この料理を。。この器の場合・・・あちらでは。と。
    ・・・この季節、この方とならではのこと。
    やさしい時間は胸をも満たす。
    新年に使いだす「新しいうつわ」は・・・「招福」です。
    来る年もよい年でありますように。

  • 以前「つくる」で紹介したパスタ皿。
    釉薬ののりで変わるこの迎えられ方。

    ・・・口切れのよい酸味あるコーヒーが似合うかもしれません。
    洋装で小振りのカップと小さ目のソーサー。晴れの席に似合う一皿。

    ・・・茶碗には抹茶。茶碗とともに雰囲気をも楽しむ余白ある一皿。
    和装と普段着の言葉が似合う普段使いにも。。。
    ・・・とはいうもの。このPhoto,
    お招きした方に提案され撮ったピース。
    その時々で「釉」と「焼き」を変えてきたこの皿。
    唯一変遷を辿る事できる一品。


  • 細水差しのお話を頂いた。・・・一輪挿しのお話をも頂けた。
    器から始まるはなし。
    ・・・「花がすきなんです。私。」
    しずかな言葉が情景を膨らませる。
    ものつくり。・・・なかなか粋な仕事と気付かされる瞬間だった。

  • 箱書きをする。
    箱は4.4寸。四方山。蓋裏の形により呼び名、種類が異なる。紐の種類も様々。
    「結び」はいろいろなところで紹介されているので省略です。
    ■目を読む
    「木目」。
    この木目に沿って書いていく。「表書き」「裏書」側面書き」その場所も様々。
    ・・・方向が定まっているので左右、または上下の確認を

    包み。季節変えで保管を繰り返す器、厳重過ぎないのもポイント。
    ■防虫・抗菌
    色素で用いられる植物「ウコン」で染められたターメリック色の布。
    防虫・抗菌効果があるといわれ、匂いにも効果があるといわれている布だ。
    通称「袱紗」「ウコン」。
    今回、生地には通常品より厚手の「ネル」をチョイスしている。
    包みの上掛けにあたる「べろ」部には落款を。

    ■蓋裏
    下準備。「チョーク」のはらで書く面をこすっておく。滲まずに墨の当たりがよい。
    ・・・「蓋裏」に書いてみた。作品の印象に寄り添う。そんな感じだ。

    ■結ぶ
    和紙を掛け、結ぶ。贈答品であればここから包装紙。のし。となる。
    ・・・また「記念」であれば「由緒書き」に落款を押し、箱の中へ入れるとよい。

    さらに「丁寧」。ここの側面への「書き」を加える。
    ・・・一般に[和紙を掛け、結ぶ。]までで上物となる。

    ここから包装し、お渡しとなる。


  • この年はじめにいただいたお話「茶碗」。・・・ようやくお渡しできる。
    茶の先生同席の元お披露目かね、お伺い。。
    茶碗の口元を指でおさめる仕草。
    「気に入りました」・・・そちらもいただきます。

    お伺い立てるとき
    いつも思い出すのが茶碗のつくりを教えていただいた「先生」のこと。
    形違えど恩返しできているのかな。。と。
    「近道」は無いけれど「確か」はある。・・・僕の信念ともなった想い。
    ・・・
    雪道を通ったシーンに思いは馳せながら今日はこの辺で。。
    後日箱書きし、箱に収めお渡しする。

  • Machimura Katsumi Exhibition ’08
    無事終演を迎えることが出来ました。
    沢山のご縁をいただけ、
    笑顔と気持ちをも、頂戴することが出来
    器たちも喜んでいることと思います。
    ありがとうございました。
    また、「追加」のお気持ちいただけた沢山の方々。
    少しお待たせしてしまい申し訳ございません。
    時期が参りましたら発送させていただきます。
    感謝の気持ちによせて。

  • うれしいことにほぼ完売近くなってまいりました。
    後半戦へむけ・・・と。やむを得ず二回目の搬入。
    花が入っていなかった器に生けていただいた。
    新たなしつらえでお出迎えできそうです。

  • 個展初日、沢山の方々に見に来ていただけた。
     遠方からこられた方、知人の方を何度も案内いただけた方、
    また、休日にもかかわらず、足を運んでいただけた生徒様。
    「器使っているんです。」と使い心地をうれしそうに伝えいただけた方々、
    「隠れファンなんです」とプチ・カミングアウトいただけた方々。。
     ひとかたひとかた。うつわが大きく大きく育ちますように。
    ・・・多くの方々に支えられ、しあわせです。
     かさね、初日。たくさんのご来場ありがとうございました。
    また、ご縁を頂ける日が好い日でありますように。
                             初日によせて。

  • 梱包も終わりいよいよ搬入へ向かいます。
    荷台が作品で埋まりました。
    朝になってしまった。
    作品リストつくり。(搬入個数、価格)・・・この事務作業。結構、面倒。
    また違うステップ。これからが本番。
    ・・・作るだけでない、こだわりのもてなしへ。
    個人作家は成す事がたくさん。
    でもこれ、「しあわせだなぁ」とありがたく、満たされる瞬間。


  • 区切りつく「最後」は茶碗。
    未発表の習作だ。

    最近になり、少し力が抜けて作れるようになってきた。
    ・・・その時々の「自分」が映し出され客観に「力」が判る茶碗。
    迷い込むとなかなか抜け出せない宇宙かも知れない。
    ・・・さて。土の表情。土肌。

    これは作家の感性とともに育つ。

    素材をどれだけ熟知し、どれだけ触れ遊んできたか。
    ・・・完成のない「自分」で「土と会話する」ひとつかもしれない。


  • 細工と加飾。
    石膏型を使い皿の強度を増す。
    石膏の型と半乾きの生地。
    …生地を石膏型に伏せ、叩く作業をする。
    生地の収縮率を石膏型大にあわせ轆轤で挽いておく。
    ちなみにこの時。生地の皿は削りタイミングより「気持ち」柔らか。

    ■型打ち
    まずは片栗粉を振り、
    離型に備える。

    型に伏せ、

    槌で叩き締める。

    この後底面ならし、側面等の叩き&ならし。・・・底面は水平でないとゆがみが生ずるので注意。
    ~削りタイミングまで寝かしと削り。
    ■加飾

    型打ち終わり、削りも終わり。リム部の加飾に入ります。
    おなじみ、化粧土。
    イメージへ効きよくするに生地リム部には引っかき傷をつけておく。

    底面の化粧打ち。

    食材の「色」を映えさせるに、
    かすかな景色を作ります。
    焼きをイメージしながら。。
    決めすぎないのがポイント。
    リム部への化粧。

    視線と光を食材へ導くための引き立てだ。
    これで出来上がり。
    「舞台ができた。」という感じだ。…釉薬掛け、窯焼きで仕上がりとなる。


  • リムとは「縁」のこと。
    「長く使っていただきたい」そんな思いもあり、強くするを心がけている。
    この角を丸くしながら土を引きしめていく

    使う道具は2種類。まずは竹の串。柔軟性もあり、使い勝手がよい。

    おおきく面を取っていきます。

    大きく面取りした稜線を
    頼りに少しずつ整えていきます。

    次の道具。竹の箸。箸のもつしなりない強さを利用します。

    丁寧に。

    出来上がり。

    ここから自然乾燥に入ります。


  • 傷をつける。

    板土への「どべ」付け。

    帯へは「どべ」と、その厚み径程の「紐土」。

    へらでならした後、
    「どべ」を塗る。

    空気が入らぬように
    押し付けながら接着。

    帯につけた「紐土」がはみ出る。…これをならしつける。

    接着終了。

    ■「紐土」
    ここで使用している、板土は
    少し固めの半乾き。
    接着材「どべ」のみでは水分が含みすぎで
    乾ききるまでの時間差で品物に亀裂が生じやすい。
    紐土はちょうど中間の水分。
    接着時の補強材にもなり、緩衝材ともなる。
    さて、裏面の仕上げと「サイン」。

    表面にタッチを付け、土肌をおこす。

    これで完成。

  • いい具合に焼きが転がってくれた。・・・完璧です。
    あとは、この抑えた照りが設置される高さで、どれだけ効果が出るか。。
    こだわりはまだまだ。。と。今回はこの辺で。
    ・・・この後。底をすり、資料をまとめ梱包し納品。

  • 窯だし。二便。朝から窯だし。
    しめの窯は何回経験してもいいものです。

    ここまで良くがんばったものです。
    そのまま、気持ちがだれないうちに窯のメンテナンスに。
    及び掃除。
    焼成中はごみを吸い込むため厳禁。
    そのためにも窯場は常にホコリなくきれいに。
    数々の窯場で働く先人たちからの伝えです。
    視線はいつも良き品。自分たちの誇り。
    ひとつのことをまじめにしっかりこなし、続ける。
    職人気質の世界で叩き込まれた事。
    時々に思い出しては間違いのない大切を
    手に出来ているのかなと思う。

    ご注文いただいた方へ
    底すり、検品をし梱包。
    ・・・やきたてだ^^
    気持ちの手紙を添えて。。
    無事届きますように。

  • やっとたどり着いたこの時間。
    幸運にも朝日の中で出来るとは

    窯だししながら底すりをしてしまいます。
    ちょっと疲れました。
    ひといきです。
    これら土物の器は、水にくぐらせ使っていきます。
    ・・・土の粒子間に隙間があり、よごれ、
    カビ、などなど。入りこまないように。。
    長く、大切に育てるコツが、使う前のこの一手間。
    このことで保温力も増しますょ。
    ・・・すこしずつ
    渋みが増すように侘び錆の景色が育っていきます。
    うつわは最初が種子のような存在。
    それぞれの家庭で使われ育っていき
    より景色を深め、食材の色、花の色。
    包み込むのです。・・・豊かに。

    「盛り栄え」、「ひきたたせる」には
    つくりでは「わきまえ」と「イメージ」そして「想像力」。
    購入時には「生地の質感」、「イメージ」を
    どれだけ掴み取れるかが失敗のないこと。
    ・・・質感は先に述べた「水に当たる」時の景色の変化、
    イメージは器だけの世界観でなく
    食や花が寄り添ったときの全体像をどれだけ。。。
    ということです。
    好きな作家を見つける目安にもなることと思います。