Blog of Ceramist Machimura Katsumi

陶芸家町村勝己のブログ

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育ちゆくものが土と思っています。
触感深く成ると土肌大切に制作しています。

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  • いろいろあるさ。
    素焼きの窯が冷めるまでの時間を使ってサイトを作ってみた。
    毎回のことだが何かしらが用意されている。
    神様は何を導いてくれるのでしょうか。。
    困難はとてもシンプル。。
    前回、★炭化焼成 途中漏電と
    なってしまい、大物作品をぼつとした。。
    また、その焼成に入る前、ゼーゲルコーン(物体のカロリーを測る温度計)で
    焼きを見定めるのだが、炉内にあるはずその姿が。。。
    今回素焼き前に窯のメンテナンスから。。
    灯油窯で生火での炭化焼成は
    いろいろな面で面倒だ。漏電を引き起こしたであろう送風機。
    心臓部を分解、などなど。。
    コレで構造をすべて理解。・・・と、窯の神様に感謝。
    ハプニングはそのとき困難でも必ず答えは微笑んでいるものです。
    ・・・これで焼きが又進歩しますしね。
    いろいろありましたがあふれるほどの作品、素焼き終了です。
     設定温度でたおれる、コレも焼き物だ。
    ★炭化焼成とは
    還元落としとも呼ばれる焼成方法。  
    通常の焼成方法(酸化、還元)では、
    完全な酸化状態で冷ますので釉薬表面 はきれいな状態で焼き上がり。  
    炭化焼成は、冷ます時も窯のなかを還元状態。
    釉薬表面 や焼き締め部分に炭素を定着させる焼成方法。

  • ・・・いきなりですが本焼きの窯だし。
    山頂がやっと見えてきました。焼成時間34時間。

  • 水分を抜く「あぶり」・・・釉薬ののりを良くする。
    生地に含まれる炭素などの有機物を焼ききる
    「煤きり」・・・不純物をなくし本焼き時、釉薬を冴えさせる。
    それぞれその温度に関係します。
    自然乾燥。。十分乾燥させて水分は2%残留。
    窯中にも湿度があり、温度の急激な「上昇」や
    「偏り」がセーブせれるとはいえ、
    ゆっくりと温度をあげていきます。
    200度近辺は付着水が。
    (分子レベルで土組成分と結合している水分のこと。)
    300~500度では結晶水が。
    (土の粒子と水分が結合したもの)
    と。それぞれ放出。(あぶり)
    この後は土の結晶構造の変化などなど。
    ・・・気が抜けない昇温。
    この魔の領域を抜け、待っているのが「煤きり」
    炭素、有機物が燃えきる800度。
    そう。炎が赤からオレンジ色の変わるころだ。
    結晶水、付着水と。
    または熱膨張による生地われ、化粧はげ。など。
    素焼きには危険がたくさんあります。
    後付けのようなこの知識。
    昔の陶工は・・・と思い巡らせて今回は終了。

  • このわずかな隙間。
    棚板(焼成時に組む板)からの
    輻射熱も利用したいのでこの薄さ。
    あるとないのとでは大違い。
    必ず欠品なく焼ける必殺。

  • 自然乾燥に入ります。
    この待っている時間を使い、
    素焼き用の窯道具つくり。
    板物のキーは水分。
    焼く際、いかにその水分を飛ばし、
    芯まで均一に焼けるかが難関。
    一般に板物はその扱いと
    火の通りを考え立てて焼くのですが、
    今回は、エッジにまでつけた化粧土の剥げ、
    欠けを避けたいので
    寝せて(置いて)焼きます。
    ・・・そのための一工夫。
    以前紹介した道具。
    2センチ角のレンガチップ。
    これを敷き、焼きます。
    ・・・さてこの後どうなるのだか。

  • 化粧土でタッチを入れます。
    生地土は半乾き。
    ここに「トロトロ」の化粧土で表情を載せてきます。
    感じなければいけないのは
    乾き具合いの差。・・・板と化粧土の。
    化粧の水分を生地が吸い、
    生地が割れるか、
    または化粧が割れてしまうかの決め所。
    「この按排で」に導かれ・・・決まった。

  • 切り出しておいたパーツの貼り付け。
    ・・・今回は「軽さ」も視野に均一な
    厚みを持たせるため裏はくりぬき済。
    さて、この張り合わせ。
    「パーツ」と「板」のやわらかさ(水分量)
    が同じほどでないと・・・必ず欠品する。
    表情をソフトにしたいのでパーツ上面を
    目の細かい鋸刃で引っ掻く。
    ・・・あくまでも焼き上がりをイメージしながら。

  • 板物の接着
    これは払い落とした削り土。
    この土を使い、土と土を接着する
    水溶き土(ドベ)をつくる。
    このドベの固さは「味噌」ほどの固さ。
    さて、このドベの硬さ。
    その水分量が反りや亀裂にかかわるので要注意。
    今回は張り合わせ面の広さ、無理の利かない
    板物であることを考慮。「硬」限界点のドベで。

  • 生地の水分を落ち着かせている時間を使い
    重ねつける各パーツの切り出し。

  • 大物タイルのつくり
    今回その接着はモルタルでなく接着剤。
    建材タイルは数多く作ってきたが
    「接着剤で」には初対応だ。
    一般にモルタルで貼り付ける
    タイル(小型外壁用)のうらは幅、深さ5~6㎜の溝。
    さて・・今回は「2㎜幅1㎜深」の溝で対応だ。
    この溝が焼成時、自然乾燥時に役立つ。
    ・・・乾燥の話は後として。。
    上部の溝はガイド。仮止めの際引っ掛け、位置決めのよりどころだ。
    裏の細工。・・・これはかくれたポイントだ。

  • 生地の肌を荒らし、想う雰囲気にむけて。。
    後に化粧土という白い土を塗ります。
    その際に効いてくる生地の荒らし。
    ・・・引っ掻くだけ引っかき、次の作業で
    上に乗っている「ぼそぼそ」の
    引っ掻き「かす」を刷毛で払い落とす。
    ポイントは「次の作業で」。
    ・・・この時間差で、引っ掻き目を
    つぶすことなく作業が出来る。
    Tool:鋸刃。今回はクラフトテープを
    切るテープカッター。

  • 仕事の進め方は水分管理。
    ひたすらこのことだけ。
    作業をしたら、ビニールを掛け、水分を全体にまわす。
    手間数が多いのが板物つくり。
    また、作業できる固さは限られ、湿り気たっぷりの状態でなすと
    後に板土が反りだす。など厄介さを含むのも特徴。

  • 行き着きたいイメージを頼りに組み立て。
    骨材となる土に色をさす土。肌を決める土。など5種。
    水分調節(やわらかさ)しながら。。
    ・・・いろいろ作ってきましたが
    行き着いた先は「焼き」に任せる土作り。
    余白。このさじ加減が面白みを転がす。


  • 今回は頂き物の落花で釉薬になる灰をつくります。
    灰は灰汁抜きを経て釉薬になります。

    これは落花生の殻。マメ科植物の灰はきれいな色に焼きあがる。

    今回はコンテナー一杯。これで茶碗一杯の釉薬になる。

    まずは植木鉢に炭を置き、トーチで火をおこす。

    次に波板などのスチール材板をまるめ、針金でとめる。

    おきた炭を置き、かぶせるように先ほどの
    煙突を置くことにする。

    煙突の合わせ目に隙間を作る。

    後にここが吸気する隙間になる。
    ここからはPhoto.





    横からの吸気は炎に渦を起こし、
    火がたちやすくよく焼ける。

    「おき」の出来具合に応じ隙間を上に移動するとよい。
    下からの吸気も忘れずに。

    出来たのがこの灰。